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富岡製糸場と絹遺産群 高山社跡へ行ってまいりました

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2014.6月。富岡製糸場と絹遺産群(田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴)が世界遺産に登録されました。その時は「へー」という、「群馬県に世界遺産?」って思ったくらいピンと来ていませんでした。ですがそう思いながらも、ならば一度行ってみようとこれまで富岡製糸場へ3回、田島弥平旧宅へ2、3回行ってます。(田島弥平旧宅は、伊勢崎市にあるということもあり、境島小学校跡にできた資料館へも行っております。)この世界遺産。よく「一度行けばいい」「つまらん。もう二度と行かない」という声を聞きますが、私は行くたびに新たな発見というか、現地スタッフの方々の創意工夫、案内するおもてなしに触れるたびに、気持ちも新たにシンプルに「おもしろかった」と思うのです。「おもしろかった」の裏には、今まで知らなかったことが聞け知ることができた。自分の好奇心が満たせたということでしょうね。

先日、未だ行ったことがない、高山社跡へ行く機会がありました。雨降りな日曜日にふらっと行ってみたのです。伊勢崎市から車ですぐ行けますからね。以下レポートです。

藤岡の街に入り案内標識を見ながら車を進めていくと、三名川沿いの結構山深いところに高山社跡はありました。手前の駐車場に車を停め、すぐ近くの情報館と呼ばれる建物へ向かいます。そこは、いわばビジターセンターの様なところ。パネルや模型で高山社についての説明と、お土産等が売られており、生きた蚕が桑を食べてる様子を見ることも出来ます。もちろん対応する職員の方もいました。また私が行った時はバス2台が来ていて、大勢の観光客がその場所で養蚕等について説明を受けておりました。

高山社跡はその情報館から250mほど竹林の小道を進んで、三名川を渡った先にあります。長屋門(最近修復が終わったとのこと。)があり、その奥に養蚕をしていた建物があって、中に入って見学できます。田島弥平旧宅は建物内に入れませんが、ここは実際に蚕を飼った建物内に入り見学して、高山長五郎が確立した養蚕法「清温育」についてその仕組を見ることができます。(説明を受けましょう)更に関連の展示物があって、蚕を飼った2階へも上がれます。ですが、スタッフの方に声をかけて説明してもらのが一番良いと思います。というか、それを聞かないと多分わからないし、高山社に行った意味が無いかもしれません。それは田島弥平旧宅についても同様です。説明を必ず受けること。これが大切だと思います。(でないと、ただ建物を見に行っただけになってしまうかも)

実は高山社跡に私は2週連続で行きました。1度は1人で、2度目はたまたま藤岡市に用事があって、かつ同乗者が行きたがったので行ってみることになりました。1度目は自分でパネル展示を読みながら回りましたが、2度目はスタッフの案内で色々説明を受けることができ、その経験でこれは話しを聞くべきだと思った次第です。

話を聞いて初めて、世界遺産である富岡製糸場と絹遺産群の凄さがわかりました。まさにここは日本の近代を支えた、歴史上とても重要な場所ではないかと。単純に今ある田島弥平の家を見ても、高山社の建物を見てきても、荒船風穴を見ても、やっぱり見ただけではわからない。百聞は一見にしかずの真逆で、やはりきちんとした説明を受けないと。クドいですが、もし行かれる方がいましたが、各施設ともに必ずそうして欲しいと思います。(荒船風穴に説明スタッフがいるのかはわかりませんが)

最後に、今後お札になる予定の渋沢栄一の記念館を見て、田島弥平旧宅~高山社跡~富岡製糸場・荒船風穴(季節で行けないことも有り)のルートで見学すると、先人の叡智や勇気に感動し、何となく勉強したなあ~って気になれるかもしれません。オススメ致します。
(ちなみに現在の高山社跡はまもなく工事が入り、10年ほどかけて修復するのだということです。現在のお宅は何年か前まで子孫の方がお住いになっていて、往時の姿とは異なっているので修復するのでしょうか?現存の建物を見に行くのなら今ですね。)

~群馬県伊勢崎市を中心に営業する、緊急輸送(軽冷凍OK)とお引越・お片付けの得意な小久保運送有限会社です~