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伊勢崎銘仙の隆盛 箱根で発見

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~群馬県伊勢崎市を中心に営業する、緊急輸送(軽冷凍OK)とお引越・お片付けの得意な小久保運送有限会社です~

先日久しぶりに、箱根町にあるポーラ美術館を訪れました。家族が、企画展「モダン美人誕生」を見たいというリクエストにお応えしまして(笑)。個人的にはあまり興味はなく、ただ副題?として岡田三郎助生誕150年記念とありますので、明治の洋画壇の巨匠の絵が見られるのかな~と漠然と思って行ったのです。

そんなわけで数年ぶりのポーラ美術館は、山の中にあって雨の降る寒い日曜朝にもかかわらず、結構な人で賑わっておりました。ここの美術館は4層になっていて、エントランスからエスカレーターでチケット売り場まで下り、チケットを購入。そして更に2つの展示階へ下っていくという、構造になっています。

さてお目当ての企画展、モダン美人誕生コーナーは、明治の頃から連綿と変遷を遂げてきた日本の「美人」という概念について、またそれにかかわってきた画家達等にスポットを当てて展示してありました。さすが化粧品メーカーポーラが関連する美術館。日本人の美人に対する捉え方を時系列で、色々な展示物で表現しているなと感じた次第です。男性にももちろん楽しめる、中身の濃い企画展でありました。

その中で最も注目したのは、わが街が誇る「伊勢崎銘仙」を宣伝する、昭和初期の頃のポスター(収蔵は江戸東京博物館)。松竹の映画女優、槇芙佐子をモデルにしたポスターがガラス張りのケースの中に展示されていました。ポスターには伊勢崎織物同業組合の文字が。(今の伊勢崎織物協同組合と同じなのかな?)

ネット情報ですが、初代のポスターモデルは水谷八重子。ちなみに一緒に行った弊社会長は若い頃、織物関係の仕事に携わった時期があり、そうした女優さんのポスターもおぼろげながら覚えていたようです。

あらためて伊勢崎銘仙がいかに一世を風靡したのかがわかる、ちょっとだけ誇らしげになれるそんな企画展でありました。

ポーラ美術館はルノワールのレースの帽子の少女等、印象派のコレクションで有名な美術館とのこと。ガレ等のガラス器等女性好みというのは安っぽい表現ですが、流石女性の美を追求した創業者のコレクションだなあと、個人的には思ったのでした。入館料はちょい高めですが、でもこれだけのモノを一同で見られるならリーズナブルなのではないでしょうか?

ポーラ美術館