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小久保運送気まぐれブログスタッフブログ日帰り温泉にて 伊勢崎市・本庄市

日帰り温泉にて 伊勢崎市・本庄市

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~群馬県伊勢崎市を中心に営業する、緊急輸送とお引越・お片付けの得意な小久保運送有限会社のブログです~

 

昨夜、久しぶりに近所にある日帰り温泉に行って参りました。そこは自宅から車で20分くらいの場所にあって、源泉かけ流しの結構気に入ってる施設です。学生時代は銭湯に通う身でしたので、公衆浴場のマナーは結構うるさいというか、気にする方です。多分このエリア(伊勢崎市・本庄市)の方は、ご高齢の方を除くと、生まれたときから家に風呂があった人が多いのではと思います。ですから洗い場を使用したあとや、シャワーの使い方等、私の目からみて「大人げないなあ」と思うことも結構多いです。

私が銭湯に通っていた頃は、シャワーを少しでも後ろに飛ばしたりすると、後方の洗い場の方から「おいおい」と注意されたものでした。使った後、椅子やケロリンと書かれた桶、鏡等、泡の付いてる箇所をシャワーや手桶で洗い、椅子の上に桶を逆さまにして置いて立ち去るのが当たり前でした。色々な日帰り温泉に行きますが、こうしている人はあまりいません。明確な公衆浴場のマナーがあるのか(たぶんあるんでしょう)わかりませんが、でも個人的には皆がこうして使った後は、「美しい」と思うのです。お客様が皆こうしてくれていたら、多分そこで働く人も、背筋がピンとするんじゃないでしょうか。お客様のレベルの高さに対して緊張すると思います。「田舎の日帰り温泉だ、来てる人も、働く人も、それなりだからそれなりに利用して働けばいいや~」って思われる、まさにその真逆になるんじゃないかなと思ったりします。

昨夜湯船から上がり、タオルで身体を拭いて、脱衣所に入ると、テレビの音声の様なものが聞こえました。あれ?テレビ入ったのかな?そう思ったのですが、全裸で椅子に座っているおじさん(外国の方)が、タブレットを使い、たぶんインターネット電話でしょう、大きな声で話しているのです。私も脱衣所でお客様から電話がかかってきてしまい(夜は転送で受けます)、どうしても話さなくてはいけなくて、手で覆うようにしてひやひやしながら小声で話した経験があります。ですがその方は、外部に音声だだ漏れ、自分もまったく声のトーンを落とさず、外国語で話しているんですから、脱衣所中に響き渡っていました。

外国人だから仕方ないか、注意しようか、と思っていたところ、ある高齢の方が、通りかかった女性職員に、電話をやめるように注意したらどうですか?と声をかけて、職員が身振りで示すと、その外国人の方は申し訳ないという表情をされてすぐ止めました。その際、「話せばわかる」、確かにそうだなと思いましたが、でもまかり間違えば相手に逆上されて自分の身が危うくなることもあるでしょう。そういう意味では施設職員がさりげなく注意するというのが、注意される方にとっても良いのだと思いました。

30年以上前、パリのある美術館の併設売り場で、お土産にポスターを買おうと、ポスター大のファイルを一つ一つめくっていると、女性職員が寄ってきて身振りで、「そんなに乱暴にめくらないで」とジェスチャーで注意されました。そんなつもりは毛頭なかったんですが、選び方がその国の方から見ると乱暴というか雑に見えたんだと思います。以来、同じ様なファイルを取り扱う時は、その時のことを想いだして意識して優しくめくる様にしています。注意されて覚えるマナーというのは、異国でも、自国でも、あるのですよね。脱衣所でタブレット通話してた外人さんも、あそこで注意されなければ、他でも堂々と同じことをやるんでしょうね。つまりもうやらないんだろうな、と思うのは、ちょっと甘い考え、日本人的発想なのでしょうかね。