台風19号 備忘録
各地に大きな被害を残した、台風19号。幸いなことに利根川のすぐそばにある弊社付近は、何事もなく台風が過ぎ去ってくれました。とはいえ、10/12夕方に伊勢崎市からエリアメールが一斉にながれ、利根川八斗島水位観測所の水位が氾濫危険水位に達するのことが予想されるためとして、避難勧告が出ました。したがって、避難所になっている近隣の小学校などには、大勢の人が集まっていたそうです。
私も気にはなっていましたが、実際にそうしたメールが届き、慌てて利根川土手に行って確認をしたり、雨戸を閉めたりと具体的に危険に備えるための行動をとりました(もちろんそれ以外にもさまざまなことをしていましたが。)。利根川土手はその時点では、ある程度は余裕があるなと(私が知ってる利根川土手の危険な状況に比べると
)、でもこの雨の強さからいくとこれは微妙だなと思いながら土手を後にしました。
それから5時間。自分の中では平静を装いながら、家族と過ごしました。(内心はびくびくしてました)22時頃、雨や風がずいぶん落ち着いてきた感じになり、もう一度利根川と会社を確認するために外出しました。会社はとりあえず外回り、室内、ともになんともありませんでした。利根川土手へも確認に行くと、何とかなりそうな感じでした。そこで安心して、自宅へ戻ったのですが・・・・
翌朝のテレビをつけると、長野や福島、宮城、そして埼玉でも堤防の決壊などによる洪水被害が発生していました。
2015年、常総市で洪水があった際、ボランティアで現場へ行きました。その時の状況が思い起こされて、何とも嫌な気持ちになりました。水の害は悲惨です。水はあらゆるところに入り込みます。それもきれいな水ではなくて、汚く汚染された水、泥水等が一斉に。ですから水が引いた後、どんなに綺麗にしても臭い等が残ってしまい、大変なんです。ちなみに私がボランティアさせてもらったお宅は、ピアノが浮くくらい水が入りました。我々は高圧洗浄機等を使って、ドロを掻き出せる限り掻き出し、とにかくやれる限りのことをやりました。でも最近グーグルストリートビューで確認したところ、家は建て替えられていました。一度水に浸かってしまうと、再利用は難しいのかな?そんなふうに思った次第です。
今回水害があった福島県本宮付近の阿武隈川は、昔サイクリングで東北へ行った際、河川敷にテントを張ろうとしたら、そもそも河川敷が無くて仕方なく近くの神社に張って野宿しようとした経験があります。やはり治水は大事なことですよね。ネット上では最近は、以前ほど治水にお金をかけなくなってきていると誰かが言っていましたが、もしそれが本当なら見直す必要があると思います。
~群馬県伊勢崎市を中心に営業する、緊急輸送(軽冷凍OK)とお引越・お片付けの得意な小久保運送有限会社です~