倉渕村で小栗の無念に遭う
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群馬県旧倉渕村権田(現在は高崎市倉渕町権田)の東善寺は、幕末に罪なくして斬られた「小栗上野介」ゆかりのお寺です。先日初めて行ってきました。
当初、小栗さんは上野介というくらいだから上州の方かと思っていましたら、生まれは神田駿河台で、先祖は徳川譜代の家臣とのこと。2700石の所領中、375石が旧倉渕村(権田村)にありました。幕末、薩長軍東征時に任を解かれ、帰農を認められたがゆえに権田村東善寺に隠棲。が、まもなく東山道軍に捕らえられ、取り調べもされぬまま烏川の水沼河原にて斬首。現在その場所には、死を悼む碑文が建てられているとのことです。
おもえば小栗上野介については、ほとんど歴史等で習わなかったし、読み物や小説等でもあまり触れる機会がありませんでした。ですがこんな身近なところに、今考えれば理不尽な出来事、そしてもしかしたら日本の近代化にとって大いなる損失だったかもしれぬ悲劇があったことに驚きました。遅まきながらこれから小栗さん関連の本を、ちょっとづつ読んでいこうかと思っております。隠された日本の史実の一つなのかな。身近にあった隠された歴史上の史実ということでは、秩父事件もそんな感じがしました。(内容は全く違うんですが。世にあまり出ていないということで。)
東郷元帥は小栗さんに対して、「日本海海戦に勝てたのは、小栗さんのおかげ」って言ってるんですね。
東善寺にはある程度、前知識を入れて行くのがお薦めです。
- 気まぐれブログ
- 2019.08.20